平岡野神社 看板屋根 葺き替え施工事例
施工事例データ
施工前はこちら
有限会社西盛瓦商店による施工中の様子
施工が完了しました
リフォーム担当者の声
私が伺ったときに、手水舎の
屋根よりも、看板屋根の屋根瓦が気になりました。
平岡野神社総代のT様にお伝えすると、実は気になっていたそうで、見積をさせて頂くことになりました。
屋根は大きくないのですが、瓦が特殊な大きさで、既成のものはなく、特注で作らすか、新しい瓦で葺き替えするしかありません。葺き替えのほうが、既成の瓦を使えるため安くなります。
二通りの見積書をお出ししたところ、T様より
当神社の遺構として維持していきたいとの意見により、出来るかぎり以前の姿を復元したいとご返事がありました。
修復するにあたり、状態の悪い軒先瓦、平瓦、割れた鬼瓦を窯元で同じものを作ってもらいました。出来上がるのに3か月かかりました。
瓦が出来上がるまでに、まず瓦を捲り、既存の瓦を一枚一枚洗いました。
先に銅板を張り替え、下地を直し、瓦を締め直ししました。
殆ど既存の瓦を使用したので、ねじれも多く、うちの従業員も苦労したようです。そのかいあって、T様にもきれいに修復されたと言って頂きました。
最近は古いものを修復するより、新しいものに変えたほうが、簡単で工事価格を抑えることが出来ます。
そんな中、なかなか見ることのない、昔の瓦を使い、工事をすることが出来、
瓦職人にとっては、貴重な経験をさせて頂きました。